前回のコーティング失敗から、素材(木材)のことや、コーティングの性質そのものだったり、ハンドメイド経験者の方がまとめてくださっているブログなど、調べることができる情報は、かなりの数見ました。
とにかく自分の知識を深めるために、インプットを多くしていると、ある共通点に気がつきました。

・やることは三点だけ
調べていくうちに、ある三点の共通点に気がつきました。
・とにかく数をこなし、自分に合っているやり方を見つける
・環境によって変わるので、データを取る
・多くの方が、共通してやっている工程は取り入れる
ハンドメイドの世界は、技術職というのもあり、100人いたら100通りやり方があります。
下地一つとっても、やり方が違ってくる世界。
素材や性質のことを理解したうえで、自己流のやり方を見つけることが、大切だと感じました。
その中でも、共通してみんながやっている工程というものがあり、それは取り入れていく。
そして、環境によって左右されることが多いので(今回の失敗の原因)、それをしっかりとデータに取り、失敗しない環境をつくり上げる。
この三点を取り入れ、とにかく思いつく工程過程や、コーティング方法を試していきました。
・自らを追い込む環境へ
もちろんやっていくなかで、失敗するものはたくさんありましたが、自分のやり方としては、現段階では、二種類に絞ることができました。
あとはここから、実際に釣りで使用して、アクションへの支障がないのかだったり、コーティング不良がないのかだったりのチェック工程です。
ここまで予想していたより早く進むことができたと、自分では思っていますが、ここまでのスピード感でできたのも、仕事を辞め、覚悟を決めてこの世界に入ったからだと思いました。
前回の、コーティング失敗を見つけた後は、しばらく放心状態になり、これからへの大きな不安感や、不安定な精神に陥りました。
これから挑戦していくことへの、歯止めにもなりました。
ですが、まだ起きてもいないことに悩んでも仕方がないので、24時間とにかく考え、行動しました。
行動することで、自分のやり方も見つけることができ、なんとかここから脱出することができるのか!??というところまで、来ることができました。
それもこれも、考え行動できる”時間”があり、なんとかしないといけない”環境”に、身を置いたからだと思います。
間違いなく会社員だった頃の自分だったら、できたとしても、もっと多くの時間を費やしていたと思います。
考えなくても行動しなくても生活できる環境が、そこにはあるからです。
勇気を持って、一歩踏み出したからこそ、手に入れた環境で、自分を追い込むことができました。

・問題がなければ制作再開
とはいえ、今回のことで自分のもっている知識を教えてくれた、ハンドメイド仲間の力が一番大きいです。
こういったときに、手を差し伸べることができる人に、僕もなりたいと思いました。
ありがとう!!(↑↑↑ぶっとんだルアーを作っています。笑)
今回のやり方に問題がなければ、BUGROCKの制作をスタートさせます。
すぐに取り掛かれるように、結構な数できていますので、早いスピード感で製作できると思います。

人間は、怠惰な生きものです。
楽な方へ楽な方へ流れていきます。
それが悪いとは思いませんが、なにか成し遂げたいことがある方は、一歩踏み出し、自らをその環境に置いてみるのもありだと思います。
常に、不安と恐怖はありますが、思いもしない方向に人生が進んでいったりするので、おもしろかったりします。笑

もうしばし、BUGROCKをお待ちください。
感動を連れてきてくれる、ルアーを創り上げていきます。
武村 直尚