ただ巻きビッグベイトとして、活躍している『BUGROCK』。

今回のアメリカで度々感じた、BUGROCKを表層で使うことができたら。
ゆっくり巻けば、表層を漂わすこともできなくはないですが、どちらかというと不向きです。
ならば、BUGROCKを表層で使える、BUGROCK WAKEをつくろうと思いました。
そして、表層で使うのであれば、パワフルにウェイクアクションをだしたいと思い、BUGROCKよりもファットにしました。

BUGROCK FAT WAKE。1st プロトモデル。
・1stプロトモデルから幸先よし
すでに、BUGROCKで良いアクションがだせているので、まずはそのアクションを、そのまま表層でだすことを目指しました。
なので、BUGROCKからの変更箇所は、ボディとリップの厚み、テールのみです。
アクションをつけるタイプではなく、ただ巻きタイプ。
変更箇所が少なかったので、ウェイトでバランスをとると、1stプロトとしては良いアクション。
ウッドならではの、ウッドサウンドもいい感じ。
スローからミディアムリトリーブでは表層。
ややファーストリトリーブでは、30cmほど潜り、表層まで出きらない魚も、反応させることができるルアーに仕上がりました。

ビッグベイトとして、表層を攻めることができれば、釣りの幅も増やすことができます。

・とはいえ、修正点は多い
幸先のいい釣果は出ているとはいえ、まだまだ理想のアクションではなく、修正点の多いルアーです。
ここからが、ルアー制作の大変なところ。
細かな修正を繰り返し、理想に近づけていく仕事は、自分の頭のなかにしか正解がないので、自分の理想と、魚からの反応を合わせていくことが大切です。
完成はまだまだ先になりそうですが、今後の進展や、釣果などは、こうしてブログに残していきます。
時間をかければ必ずいいルアーができるというわけではありませんが、しっかりと納得できるルアーにしたいと思います。

武村 直尚